ヌスビトハギのマクロ三態
- 2008/08/31
- 22:30
被写体不足だからこそ執拗に撮ったともいえる、ヌスビトハギ。 今日の横浜市こども植物園にて。 雑草として生えていたのだと思うし、なかなか咲き揃わない小さな花にしては、とても状態が良かった。 崖状に段差のある場所の下だったのだが、木漏れ日に当たっていて風でさほど揺れなかったのも幸いした。 とはいえ花の付きの悪い枝が2~3本手前側にあったので、D300 に Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL の最短焦点距...
滴を纏ったタマスダレ
- 2008/08/31
- 03:30
ときどき激しい雨に見舞われたが、晴れ間も覗いたりした昨日。雨宿りにマイカル本牧へ逃げ込んだ後、雨のあがった隙を突いて天徳寺さんへ。花が増えつつあるとはいえまだ被写体探しの難しい季節だが、天徳寺さん境内は花が溢れていた。園芸品種も多いのだが野趣もあるところ、ちょっとマルコおいちゃん(丸幸亭ご主人/アムゼルくん)の義母さまの庭みたいな、欧風ガーデニングに通じるところがありそう。ただ野趣も園芸品種も、写...
マルバルコウソウ
- 2008/08/30
- 04:32
自分の区画とは別の所で綺麗に咲いていた、マルバルコウソウ。小石川植物園の分類標本園は小さく分けられた区画毎に実に多種多様の草木が育てられているのだが、先週土曜日には雑草だらけ。おそらく農薬に頼らずボランティアの人手だけで雑草が取り除かれているのだと思うが、どうしたって季節柄そうなってしまうに違いない。分類標本園の中にはマルバルコウソウの区画だってあるのだが、それと幾分離れた別の区画で雑草として咲い...
ハマビシ
- 2008/08/29
- 10:31
絶滅危惧種、ハマビシ。そのせいかWEBで検索してみると、あまり綺麗な花が引っかからないのだが、土曜日の小石川植物園では、かなり良い状態でいくつか花が咲いていた。葉の並び方からマメ科かと思えばハマビシ科だそうで、日本で自生しているのはハマビシのみ。実は漢方薬になる。花は小さ目だが特に小さいわけではない。大雑把にいえばヘビイチゴの花くらい…と書こうとしたらヘビイチゴもヤブヘビイチゴも、ありふれ過ぎてい...
嫌煙ファシズム
- 2008/08/28
- 14:47
強硬な嫌煙論者の論には、なんとも胡散臭さ・きな臭さを感じるのだが、どうだろう? 世の中にマナーの悪い者がいるのは確かだし、強度のタバコ嫌いの人から見れば私だって喫煙マナーが悪い方へ分類されてしまうかもしれない。 しかし現在の喫煙者の大半は、それはそれは気を遣って煙草を吸っている。 それにも関わらず追い詰められ続け、肩身の狭い思いを強いられているのに、なおも虐めようというのだろうか? 横浜では昨年9月、...
サフランモドキ
- 2008/08/28
- 07:31
昨日近所を歩いていて唐突に2度出会った、サフランモドキ。 植えられて咲いているのではなく、植え込みの脇の雑草が刈られて暫く経ったような場所で咲いていた。 サフラン擬きという名前だが、アヤメ科のサフランに似ているようには思えない。 草花を見慣れない人だとユリだと思うかもしれない。 実際、サフランよりはユリ科のイヌサフランの方が共通点が多そうだ。 しかしサフランモドキはヒガンバナ科。 ユリ科とヒガンバナ科は...
阿比留リンク-人権擁護法案
- 2008/08/27
- 17:19
毎度のおせっかい。阿比留読者の便宜のため、リンク集を作ってみました。阿比留瑠比記者の最新エントリ、『人権問題調査会長の空席は、「ネット世論の勝利」でしょう』で阿比留さんご自身が挙げていらっしゃる、人権擁護法案関連過去エントリへのリンクです。人権擁護法案、外国人参政権付与の動きにご注意を 2007/11/27 14:53速報・自民党人権問題等調査会が「笑顔」で再開 2007/12/03 17:23続報・自民党人権問題等調査会での各議...
クサギ
- 2008/08/27
- 14:57
昨日雨があがって傘を畳んだところで丁度出会った、クサギ。道端というか段差のあるところだったので、滴を纏った沢山の花を目の前で沢山見ることができた。運の良いときというのは、そういうものである♪枝葉を折るととても臭いので、臭木。しかし花はなかなか美しい。ただ、しべが長くてピントの置き所に困る花である。2枚目は別の花を横から。D700 に付けていたのは、やはり手にしたばかりの SIGMA 50mm F2.8 MACRO で私にして...
ミシマサイコと 50mm マクロ
- 2008/08/26
- 19:33
よくわからない形の花、ミシマサイコ。セリ科らしい花序(花の付き方)をしているのだが、ひとつひとつの花の構造が不思議で、いろんな状態の花がある。多くの花では縁に花弁が巻いてくっついているのだと思うが、短く小さな5枚の花弁が開いても良く見ないとたいした違いはない。そして5本の雄しべはそれぞれの花弁に巻き込まれているようである。でも雌しべは2本らしいのだが、それが一体どこから現れてくるのか、軽く調べてみ...
蓮は見納め
- 2008/08/26
- 00:33
期待していなかったのに、この日まずまずの状態で見られたのが、ハス。先週木曜日の三渓園にて。今年は良いと書いたのが先月17日。1ヶ月以上も見頃が続いていたことになる。やはり今年は蓮に勢いがあったおかげでもあるのだろう。そうは言っても流石にもう終わり。綺麗に咲いている花が蓮池全体ではそこそこの数あったものの開花3~4日目の花が多く、ハチスが目立つ一方で蕾はほとんど見えなかった。2枚目も1枚目と同じ花。...
萩は、まだまだ
- 2008/08/25
- 02:31
まだまだなのは承知。でも6月下旬にかなり咲いてしまったのを見ているので、萩好きとしては気がかりでならない。先週木曜日にちょっと出掛けた近場の三渓園でほんの僅かに咲いていたハギを撮っていると、ちょっと強面の蜂がやってきた。種類はわからないというか、調べていない。結構気温の下がったこの週末はともあれ、まだまだ暑いながら大汗をかくほどではなくなった(私は世間的には大汗をかいてるけど)。まだ地味な花ばかり...
マグロとカツオ
- 2008/08/24
- 06:32
マグロとカツオの見分けが付きにくいものだという意識が欠けていた。だってお料理として目の前に出てくるときは、明らかに違うんだもの(笑)だから自信がないのだが、1枚目がマグロ、より正確にはクロマグロだと思う。葛西臨海水族園の「大洋の航海者」という大水槽には、マグロもカツオも勢い良く泳いでいるのだが、私が頼りにした最大の判断基準は大きさ。18mm の画角で流し撮りになんとか捉えたコイツは、明らかに大きかった。...
ヤノネボンテンカ
- 2008/08/23
- 20:32
そんな花は知らなかったのだが、ムクゲにしてはやけに小さいなと思い撮っておいた、ヤノネボンテンカ。木曜日に割と近所を歩いている最中に出会った。いつものごとく、一般民家の道端に咲いていた庭木の花である。矢の根梵天花と書くのだそうな。一見してアオイ科で遠目の姿はムクゲに似ているものの、しべの感じはハイビスカスの方が似ているかもしれない。大きさは開ききったキキョウくらいだろうか。また背景がぼけていて良く見...
巣鴨地蔵通り点描
- 2008/08/22
- 23:32
お婆ちゃんの原宿と呼ばれ始めたのはいつの頃だったか?既に30年前にそんな言い方を耳にしたような気がする。しかし私は近年はじめて訪れてみて以来2度目。日曜日に葛西臨海水族園のあと気紛れで寄ってみた。1枚目は和菓子屋さんかと思えば品揃えがもの凄い。見える限りのサンプル商品名をヤケクソで挙げてみる (^o^;;おすし・のりまき・あべ川・いそべ・御赤飯・五目すし・ところ天・あんみつ・豆かん・みつ豆・クリームあん...
マンボウ
- 2008/08/22
- 06:31
独特の風貌で親しまれてはいるが、謎の多い魚らしい。フグ目、マンボウ科、マンボウ。水面直下にだけいるのではなく、水深800メートルの深海でも行動するのだそうな。但し個体によって行動が違い、また私達のイメージと異なり、泳げば結構泳げるのだとか。マンボウについては知らないことだらけで、ウィキペディアの解説が面白かった。日曜日の葛西臨海水族園にて。水槽は相当に暗かった。それを D700 に AF 18mm F2.8D で撮っ...
フウセンカズラの花
- 2008/08/21
- 07:30
名前には聞き覚えがあるが知らない花だった。土曜日の大船フラワーセンターからの帰り道、民家の柵に絡みついて咲いているのを見つけた、フウセンカズラ。蔓性である。名前は実の形から来ているようだが、あいにくまだ実は付いていなかった。あるいは気付かなかった。身近にはあまり種類を知らない、ムクロジ科。過去にはフクワバモクゲンジの花とムクロジの黄葉を載せているが、整った花を咲かせる草木はムクロジ科には少ないよう...
水面下の喧噪
- 2008/08/21
- 01:33
エトピリカさんの、どこがそんな好きなのか伝えきれなかったようなので、敢えて今一度。葛西臨海水族園の「海鳥の生態」水槽には、エトピリカさんの他にウミガラスさんが同居している。陸地もある広い水槽のことで共に相当数がいるのだが、このカットではまん中がエトピリカさんだが、他はウミガラスさん。飼育員のおじさんが、陸上から右へ左へ餌のキビナゴを投げ込むと、それぞれの場所にエトピリカさんとウミガラスさんが殺到。...
アカシュモクザメ
- 2008/08/20
- 05:43
日曜日の葛西臨海水族園で撮った、アカシュモクザメ。角度によって凄く違って見えるヤツだと気付いたのは、撮って帰った写真を見てのこと。1枚目は「ああコイツか」とわかる、いわゆる説明写真。2枚目は真横から。もちろん流し撮りである。画像を見て思い知ったのだが、巨大な魚が尾を振る推進力によって目の前を通り過ぎるとき、尾の曲げ方次第で見かけの大きさが凄まじく変わる。このカットはシュモクザメから見て左の方へ尾を...
愛しのエトピリカ
- 2008/08/19
- 06:32
水族館で会える動物のうち私が迷わず一番に好きな、エトピリカさん。 以前紹介したことのあるぴっぴさんのエントリのエトピリカさんは、なにかの記念で受け付けてくれたときの私のリクエスト。 大好きだけど、とても難儀な被写体である。 日曜日に随分久しぶりに行った葛西臨海水族園にて。 少々撮りすぎて写真の選択に迷いまくってしまったのだが、結局これ1枚を載せることにした。 とても活発で水中を飛ぶように泳ぐエトピリカ...
モンシロチョウもワイドマクロ
- 2008/08/18
- 00:36
こんなに寄らせてくれるとは思わなかった。だから反省多々。一昨日の大船フラワーセンターでサルスベリ相手にワイドマクロを試みた直後に通りかかった、野草で溢れる小さな区画。もう咲き終わりでボロボロ疎らになったルリトラノオの花に、モンシロチョウ何頭も寄ってきていた。試しに寄ってみるとこれが案外近寄れる。D700 に SIGMA 24mm F2.8 と薄い接写リング PK-11A を用いた状態を改めて確認してみると、ピントが合うのはレン...
ナツズイセンもワイドで!
- 2008/08/17
- 06:32
早い話、私がワイド好き・ワイドマクロ好きということなのだろう。私にとって特別のお気に入りレンズ Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF や Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL でも撮っているのだが、掲載カットを絞っていったら SIGMA 24mm F2.8 で撮ったカットが残った。昨日の大船フラワーセンターの菖蒲田沿いに何本も咲き始めていたのだが、綺麗に開いた花は菖蒲田の方を向いていて撮り辛い。より長いレンズで撮...
控え目ワイドマクロのサルスベリ
- 2008/08/16
- 13:56
テレマクロでも良さそうなアングルだが、D700 に SIGMA 24mm F2.8 と薄い接写リング PK-11A を用いてワイドで迫ってみた。 PK-11A を装着した状態ではもっと寄れるのだが、花を3輪入れるため少し引いて撮っている。 吹きっぱなしでもなかったのだが少し風もあったので、去年のような倍率の高いワイドマクロや大倍率のテレマクロは試みなかったが、サルスベリはこの程度の倍率でも面白い♪ お盆というのもあるのだろうが、暑さのせ...
リニューアル後の氷川丸
- 2008/08/15
- 16:33
病院船・引揚船などとしても用いられたことのある氷川丸。 終戦記念日の連想が働いたのか、暑いから室内で写真を撮れるところを選んだのか、ともかく行ってきた。 氷川丸マリンタワー株式会社の清算に伴い一昨年の暮れに営業終了、日本郵船に移管・リニューアルされ今年4月から再び公開されていたのだが、私はリニューアル後はじめてだった。 実は D700 で暗いシーンを撮ってみたいという欲求もまだ残っていて、更に手にしたばか...
終戦記念日
- 2008/08/15
- 07:30
終戦記念日である。 日本の礎となった人々のことに、私は静かに思いを馳せたい。 それはそれとして、終戦記念日である。 良く言われることだが、なぜ、敗戦記念日ではないのか? 敗戦という現実から少しでも目を逸らし、終戦と言い換えたもののように思えて仕方ない。 日本人は手段を目的化してしまうのが得意である。 日中友好然り、憲法九条然り。 現実を冷徹に受け止められず、本来手段に過ぎなかった筈のことを金科玉条にして...
霍香薊に大和小灰蝶
- 2008/08/14
- 06:50
軽いエントリを書こうとしたのに名前調べで大苦戦。 腹いせにタイトルを漢字にしてみた (^_^;; カッコウアザミにヤマトシジミ。 苦戦したのはカッコウアザミの方で、キク科とわかっていながら様々に検索しても引っかからなかった。 ムラサキカッコウアザミ・オオカッコウアザミ・アゲラタムなどという種類もしくは呼称もあって、WEBで調べてみると混乱しているのか、あるいは個体差が大きいのか、また白花のカッコウアザミもあ...
SIGMA 24mm F2.8 試し撮り
- 2008/08/13
- 10:30
土曜日に子安に行って手に入れたレンズ SIGMA 24mm F2.8 を、昨日近所で試し撮りして来た。先に掲載した困った状況もこのレンズで撮ったもので、いずれもカメラは D700 のため、本来の 24mm の画角で用いている。正式な型番は良くわからない。現行品や中古が多数流通しているもの、あるいは市場でかつて存在感のあったレンズならWEBでいくらでも情報が得られるのだが、相当に古い型の非純正レンズとなると、いきなり情報が乏し...
困った状況
- 2008/08/12
- 19:04
どういう状況か、おわかり頂けるだろうか?目にピントが来ていないピンぼけなのが残念だが、このカットが一番可愛いので敢えて選んでみた。2枚目の方が少し状況がわかり易いと思うが、どうだろう。1枚目の約15秒後。耳は立てているものの、けっこうくつろいでいる (@_@;3枚目は状況説明で、実際にはこれが一番先に撮ったカット。体は同じ姿勢のまま右手を後ろに伸ばして撮ったのが1~2枚目である。土曜日に手にした年代物レ...
平成20年8月9日(土)のスナップ
- 2008/08/11
- 22:05
暑さのためもあって撮りに行きたい被写体も思い浮かばず、ネットでカメラ関係の調べ物をしていたら、妙なレンズが気にかかった。 その話は別途書くつもりだが、かなり古い型の元々が安物レンズ、その格安中古をこれまたネットで見つけ、気になりつつも今まで行ったことのない中古店に即日出掛けていくことにした。 横浜市内の、それもけして遠い場所ではないのだが、降りたことのない駅。 京浜急行子安駅の駅前風景が1枚目。 左手...
千鳥足【お獅子@校友会夏祭り】
- 2008/08/11
- 00:33
お獅子の演技に酒はつきもの。なにかにつけて、お獅子にはビールやお酒が振る舞われる。そして口に含んで吹いたビールの霧を浴びるのはカメラマンでなくても嫌がるが、それもまた縁起の良いことだそうな。1枚目は夏祭りの3回目の演技で、先のビールを飲んでいるお獅子が酔っぱらった姿である。かなり飲まされていたので、お獅子も酔っぱらっているが、踊り手も相当に酔っぱらっている筈だ。酔ってくだを巻き、やがて潰れるお獅子...
夜光龍@校友会夏祭り
- 2008/08/10
- 03:36
毎年夏祭りの〆は夜光龍。とっぷり日が暮れてこその演目である♪ブラックライトだけで照らされる龍はとても暗く、ときに動きは速く、こんな難儀な被写体もそうそうない。それを私はノーフラッシュでともかく撮りまくる。撮りまくったうちに、1枚でも当たりがあれば良いという態度なのだ。そうしていると面白いことに他の誰かの焚いたフラッシュが被ることがあって、頻繁なことではないものの取り立てて珍しいことでもない。だから...